株式会社 ハシモト
〒557-0051 大阪市西成区橘2−1−41
TEL.06-6656-5828
始まり・・
始まりは戦後、私の先々代がべっこう飴からヒントを得て、より薄く延ばしヌキ飴という絵模様の入った商品を開発しました。
聞いた話によると、飴は熱いうちに加工しないと成形ができないらしく、数を多く作るにはかなりの職人技が必要だったそうです。
飴は夏など高温・高湿度に弱く、くっつきやすい等の問題があり、商品管理が困難でした。そこで1960年頃に、東京で流行っていたカタヌキを研究し、現在の高温に耐えれる精糖を主にした「カタヌキ」に改良したそうです。
この頃は紙芝居が全盛期で、紙芝居屋さんが大阪だけでも千人以上いたそうです。
1970年代より現在
1970年代までは、いろいろな大きさのカタヌキがありましたが、今現在、大きさは1種類のみの製造となっております。カタヌキは大変破損しやすい商品であり、今より大きくなると、輸送の際、トラブルが起きることがありますので、現在の大きさが理想的となりました。
この年代にはお祭りの屋台などでカタヌキを扱って頂き、それが口コミで全国に広がりとてもよく売れたそうです。
現在、業務用カタヌキ売れ行きナンバーワンの都道府県は北海道なんです。
今後の展開として
そして1990年代から、お祭り以外の場所でもカタヌキを知ってもらおう!ということで、小売り店用に「ザ・かたぬき」というものを発売しております。
この「ザ・かたぬき」でカタヌキの練習をして、お祭りの時にはテキ屋のおじさんをギャフンといわせてください。
○2012年からはラムネ味を付けました。なつかしくて優しい味に仕上がりました。
○2013年「なにわのカタヌキ」を発売し、珍しいお土産としてご好評いただいております。
○2013年「イベント用カタヌキ菓子」を販売しています。学園祭や会社のイベント、飲食店などでも使えると思います。
一つここでお願いしたいのですが、「どこで売っていたのか?」とか「どこの祭りで売ってたの?」とかいろいろ問い合わせがあるのですが、メーカーのためなかなか把握できないのが現状です。ここで見たよ〜という情報があれば是非お知らせ下さい。
鍋の中で材料を混ぜる事以外は手作業で製造をしています。どの工程も微妙な技術を要求される製造過程では素早く作業を出来るようになるまでには時間を要します。
特に型押しは出来るようになるまで10年近く掛かります。
同じ仕上がりになるよう日々努力はしていますがなかなか難しいです。よく見ると生地の厚さや型の入り方が微妙に違っていると思います
私の調べた限りですが、「カタヌキ菓子」を製造しているのは弊社だけとなりました。昔の話ですがテレビが普及する前、紙芝居が全盛期の頃は数十件くらいは作っていたそうです。
その為、製造過程の動画撮影はすべてお断りしています。